先日般若心経を聴く機会があり、そこで何度も唱えていた「六根清浄」の意味が知りたくて調べてみました。六根とは人間の知覚である眼、耳、鼻、舌、身、意(心)のことで、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の五感に心を加えたものです。悟りを開くために執着を断ち、心を清らかな状態にしようと、不浄なものを見ない、聞かない、嗅がない、味わわない、触れない、感じないために俗世との接触を絶つことが、山ごもりなどを通じて行われたとあります。仏教は世界史や倫理社会で学んだ「八正道」くらいしか知りませんでしたので、初めて知りました。宗教の奥深さの一面を見た気がします。