世界屈指の不眠大国 日本 後編

 2021年のOECDの調査で33か国中睡眠時間が最下位の我が国ですが、背景にあるのが労働時間の長さです。今や人材不足は待ったなしの状態ですので、奥の企業では社員の睡眠不足を確保するために様々な手を打っています。その一つが「インターバル制度」です。これは終業時刻から次の始業時刻までに一定の休息時間を確保を義務付ける制度です。EU加盟国では11時間のインターバル確保が義務付けられています。今年の4月からタクシーやトラックの運転手に義務付けられます。「すし銚子丸」では22年からこの制度を導入しています。その結果、労働環境が改善して離職率の低下につながっているそうです。企業経営者にとって大変な時代となっています。