コロナ禍で電子決済や非接触取引が加速した結果、ネット通販などのEC市場が拡大していますが、ネット通販の専門業者は店舗を持たない「無店舗小売業」に分類されます。この倒産件数が2024年度は前年度比17.8%増の153件と過去最高になりました。小資本での参入可能という利点はありますが、その分競争も激しく、倒産に至った理由の大半は計画通りに事業が進まなかった販売不振です。同じような消費を扱う業者がひしめき合い、選ばれることが至難の業になっています、また最近の物価高で仕入れや物流コストの増加も追い打ちをかけています。この業界に限らず、差別化や付加価値の創出は不可避です。