最大多数の最大幸福 Ⅲ

 ひと昔はLGBTなど少数派に対する偏見まがいが、堂々とまかり通っていました。現在もなかなか払しょくされてはいませんが、今はそのような人たちの権利も大切にすべきだという流れです。多数派だけではなく、少数派の幸福も大切にすべきだという考え方です。以前綴った「トリアージ(災害時の患者に対する治療選択)」は一種功利主義に基づいた判断とも言えますが、混とんとした現代社会においては解は一つではなく、対応も多々あってしかるべきだと考えます。その選択は決して簡単ではありませんが、多数派の方が少数派に対する思いやりを強めることが肝要だと考えます。