にわかに信じ難いことですが、警察や検察による証拠の捏造や隠ぺいのために、有罪となって長い間刑務所に収監された後に再審等で無罪が確定する冤罪事件が相次いでいます。8月1日に福井事件の再審無罪が確定したほか、最近では袴田事件や大川原化工機事件などでは、警察や検察が謝罪しています。しかし当時の担当者は謝罪しておらず、その過ちは裁かれずにいます。袴田事件は当時の担当者は鬼籍に入っているかもしれませんが、大川原化工機事件は2020年のことですから、当時の事件担当者は生存しているはずなのに話題には上りません。公務上とはいえ、悪質な隠蔽や捏造は罪に値するはずです。真摯な反省はそこからではないでしょうか。非常に遺憾です。