グローバルサウス:新興・途上国における再生エネルギー採用が増えています。主な理由はコストにあり、EV価格の低下や再エネ技術を導入する際の初期費用の大幅な低減があります。トルコではEV販売台数が3倍となり欧州4位のEV市場に成長しています。ネパールでは24年の輸入自動車の70%がEVです。ベトナムでは国内EVメーカーの販売数が倍増するなど、国際エネルギー機関によると、24年にアジア、アフリカ、中南米の開発途上国でEV販売台数が60%増加しています。またモロッコでは風力発電を50%増量、インドでは再エネ発電が14%増加しています。環境保護の観点だけではなく、自国の経済政策や成長、また貿易政策とも深く関わっていますが、我が国のように何ら確たる手を打たないよりはましだと感じます。