ダークパターン

 これは「在庫残り1個」「カウントダウンタイマー」など購入者を焦らせて、消費者を不利な選択に巧みに誘導する手法で、これによる被害が増えています。悪質なネット詐欺ではこの手法を使うケースが多く、大手のサイトでも見られます。OECDが示すダークパターンには、インターフェイス干渉(定期購入をあらかじめ選択)、緊急性(あと1個と購入を急かす)、強制(ユーザー登録を要求)、こっそり(最後に手数料を追加)があります。欧米では法で禁じられていますが、日本にはこれを禁ずる法はないため、いわば野放し状態です。嫌な時代になったと嘆息するしかないのでしょうか…。