企業業績が黒字で堅調な中でも、大手企業による希望退職の募集が増えています。パナソニック、第一生命保険、資生堂、武田薬品工業など枚挙に及びます。企業により狙いは異なるのでしょうが、共通するのは固定費削減費が目的ではなく、人員構成や事業ポートフォリオ、さらにはカルチャーまで企業の在り方を変えようという経営の強い意志があります。働き手から見ると企業が「黒字でも人を減らす」なら、従業員は「満足でも会社を去る」でしょうか。今の仕事に不満があるからではなく、自らのキャリアや人生を考えて新天地でチャレンジする。このように労使の新たな均衡関係が生まれているようです。
