和食の席では、まず初めに前菜が出され、次にお造り(刺し身)、焼き物、蒸し物、揚げ物が運ばれ、それらを食べ終わった後にご飯と香の物、最後に季節の果物などで締めるのが一般的な流れです。この中で最初の前菜は三種盛であることが多く、室町時代の足利将軍家で行われた「式三献」という儀式に由来すると言われています。これは祝いの宴に先立って行われた儀式のことです。まず一の盃に注がれた酒を主客より順に列席者が飲み、これを一献とし、二の盃、三の盃を順番に回し飲みして三献となります。三という数字は縁起が良いとされお祝いの席に使われています。今回初めてその由来を知りました。素晴らしい伝統の一つだと感じた次第です。
