ニッチトップ戦略 日東工業 後編

 日東工業は3層構造のビジネスモデルを持っています。1層目はハイエンド市場で顧客に密着して技術力でトップを取る。数年後に競合を出現すると2層目のミドル市場に入り、顧客の要望に徹底対応することで解決力を高め、高シェアを堅持する。3層目は市場が大きくなったら製造からは手を引き、保有特許を公開して他社から知財収入を得る。まさにニッチトップのうまみを生かし切る戦略と言えます。「新製品比率をあげる」。言うは易し、行うは難しですが、これを実行し続ける日東工業には目を離せそうにありません。