校舎長ブログ

佐原校舎長

大山義典のブログです



ストロベリームーン

6月の夜空に輝く満月は「ストロベリームーン」と呼ばれることがあります。普段眺める月よりもほんのり赤味がかって見えるからです。特に月が東の空にでるときと西の空に沈むときに赤みが増します。赤っぽく見えるのは、夕日が赤く見えるのと同じで、月の光に含まれる青い光が大気中で散乱させられるためです。

そして今日は満月です!ちょっと夜空を眺めてみませんか。

大山

頭のムダづかい

中学2年生の時に「頭のむだづかい」という言葉を知りました。

お金の無駄遣いは、お金がないとできないけれど、

頭の無駄遣いは、その気があれば誰にでもできる。

知れば世の中には面白いことがたくさんあるんだよ。

という内容でした。

その時以来、雑学に興味をもってたくさん頭に詰め込んだり、

様々な本や雑誌を読んだりしてきました。

今にして思うと…ほんとに楽しい無駄遣いでした!

大山

タコの悪夢

タコやイカは宇宙から来た生物ではないかと噂されるくらい高度な知能を持っている生物です。そして、な・な・なんと、タコは眠っているときに夢(しかも悪夢)を見ているのではないかという研究報告まで出てきました。タコは人間のようなレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返している可能性が非常に高く、しかも眠っているタコが突然苦しむように暴れだし、体色を変化させたり、墨を吐いたり、のたうちまわる様子が観察されています。ひょっとして敵に襲われている悪夢を見ているのでは…と考えられるのです!

大山

世界中の湖が干上がり始めている?

世界規模で起きている湖の水量減少は、温暖化による蒸発や人間の活動による影響が原因です。またダム湖の水量喪失は、ダムの底に流れ込んた土砂によりものです。実際に、コロラド大学で行われた研究によって、世界各地に存在する1972個の主要な湖を30年に渡り観測したところ、全体の53%にあたる湖において水量が減少していることが示されました。日本も例外ではなく、猪苗代湖、霞ケ浦、琵琶湖などの水量が減っています。今後、水をめぐる問題が世界中で起きてくるのかもしれません。

大山

鏡の上を飛べないミツバチ

鏡の上を飛ぶとミツバチは墜落してしまいます!これは、ミツバチが飛ぶときに自分の位置を視覚によって把握しているからです。鏡の上では、自分の正確な高度が分からなくなり次第に低空飛行をしていき遂には墜落するのです。大変興味深いことに、鏡の上でも平気で飛べる昆虫もいます。視覚以外の何かで自分の位置を把握しているのでしょう。身の回りのちょっとしたことでもいろんな不思議が隠されているんですね。

大山

ジンベイザメの知性

魚に知性があるのか?記憶力はあるのか?世界中で様々な実験や観察が行われています。オーストラリアの研究者からジンベイザメの知性に関する報告がありました。研究者は6年間に渡り、ジンベイザメの生態を調べるために一緒に泳ぎながらジンベイザメの体表についた寄生虫を採集していたそうです。するといつからか研究者が近づくとジンベイザメは泳ぐ速度を弱めたり、完全に停止してくれるようになったのです。寄生虫の採集が終わるとまたいつものように泳ぎだします。一緒に泳ぐ研究者を記憶し、自分の寄生虫をとってくれることを学習してジンベイザメの行動が変わったのです。経験からくる条件反射なのか、それとも知性なのか、大変興味深いニュースでした。

大山

ニューヨークが沈んでいる?

高層ビルがそびえたつニューヨーク。この町が毎年平均1~2ミリのスピードで沈んでいることが人工衛星を使った観測で明らかになりました。原因はビルの重さです。ニューヨーク全体で高層ビルだけでも7.6億トンに達するそうです。さらに鉄道、橋、道路などの建造物の重さが加わります。地盤沈下の速さの方が、温暖化によるとされている海面上昇よりもペースが速いという事実も明らかになりました。ニューヨークだけでなく世界の多くの大都市で同様の現象が起こっているそうです。

大山

食事回数を減らすと寿命が延びる

食事の回数を減らすと寿命が延びることが実験で証明されました!ただしマウスの場合です。

この実験で注意を引くのは、

①食事回数を減らすと寿命が延びる

②摂取カロリーを減らしても寿命は延びない

という事がマウスの実験で判明したことです。人間にそのまま当てはまるかどうかはまだわかりませんが大変興味を引く実験結果です。早く人間の場合がどうなのか知りたいのですが、マウスの寿命は2年、人間は80年くらいあるので、寿命の変化を調べるのには80年以上はかかってしまいますよね。

大山

2万年前のペンダントからDNAを抽出!

ロシアの洞窟内で発見された鹿の歯で作られたペンダントから、2万年前の所有者である女性のDNAを取り出すことに成功しました!現代の科学力は、古代の遺物から当時の所有者の遺伝情報を取り出すことができるレベルにまで到達しています!汗や皮膚の細胞とともにペンダントに吸収された遺伝子を分析することができるのです。歯や骨からできた先史時代の遺物は、古代遺伝情報の宝箱となりました!この技術が広まれば先史時代の研究に革命がおこるかもしれないですね。

大山

夜中の食事の悪影響

夜食は太りやすいといわれます。夜食と肥満にの関係について研究結果が発表されました。摂取カロリーが同じでも食べる時間が遅いと代謝や空腹感に違いがでてくるのです。

①遅い時間の食事は満腹感のサインになるレプチンというホルモンの濃度を24時間にわたって低下させてしまいます。

②遅く時間の食事は体温を低下させ、カロリーの燃焼速度が遅くなり、脂肪組織の増加や脂肪分解の減少に関連する遺伝子が発現し脂肪の蓄積が促進されます。

生活リズムをしっかり守ってできるだけ早い時間に食事することが健康の秘訣のようですね。

大山

通勤距離と太り過ぎの関係

通勤距離が3kmを超えると、運動不足や体重の増加になる可能性が高まる…そんな研究発表がストックホルム大学から出されました!具体的には、週に40時間以上働いている人のうち、通勤に週5時間以上を費やしている人は、1~5時間しかない人と比べて運動不足や睡眠障害になる可能性が高く、通勤距離が3kmを超える場合も同様のことが起こるのだそうです。なぜこのようなことが生じるのかはっきりした原因はわかっていません。この発表はスウェーデンを対象にしたものですが、日本ではどのような関係が見つかるのか興味あります。

大山

「本番に弱い」を科学で検証

人生がかかった入試、サッカーのPK、ここぞというところで大失敗をしてしまうのはなぜでしょう?なぜあんなにも緊張してしまうのか?それを科学で解明しようとしている人たちがいます。そして分かったことは、「本番に弱い」は人間以外の動物にも起きる現象で、大きな見返りが期待されるときは、脳の運動をつかさどる特定の部分の働きが阻害されることで起こっていました!つまり心の問題ではなく脳の神経回路の問題だったのです。

大山

やめ時の科学

オーストラリアのニューサウスウェールズ大学のある論文に「0.368」という数値がでてきます。統計学を駆使した「やめ時」の数値です。どの時期でやめればいいのか悩みますよね。それは「時間や金額×0.368=やめ時」で計算すると、統計学上最も確率の良いやめ時が計算できるそうなのです。

 

たとえば、ギャンブルをしている人がいたとします。今日の資金は10万円!そして勝ち負けを繰り返しているとします。このまま続けたらお金を使い切ってしまうかもしれない。いやいや、この後大当たりして大儲けできるかもしれない…。さて、この人はどの時点でやめるのがいいのでしょうか?

 

魔法の数値を使うと

資金10万円に0.368を掛けた3万6800円を越えたところで切り上げるのが統計学的にベストなんだそうです。

 

あるいは、今年中に彼氏つくるぞ~っと張り切っている人がいたとします。その結果新しく彼氏ができたとしましょう。ふと、「今年の私はついているわ!もう少し待てばもっといい彼氏ができるかも…」 「いやいや、いまの彼氏を振ってしまったらもうこんないい人とは出会えないかもしれない…」 「う~~んどうしよう・・・チャレンジするかしないか悩ましいわ…」

 

こんなときに魔法の数値を使います!

彼氏募集期間12ヶ月に0.368を掛けた4.4ヶ月。

約4ヶ月半まではチャレンジ成功の確率が高く、それ以降のチャレンジは失敗して後悔することの方が多くなるそうです。

 

本当なんでしょうか???ニューサウスウェールズ大学ではオーストラリアの女性を対象に検証実験をしています。検証では約37%の人が公式通りの結果になったそうです。0.368凄い!と言いにくい微妙な結果ですよね・・・。

大山

タコは宇宙からやってきた!

なんと宇宙人が発見されました!もう宇宙人は地球に住んでいます!その正体は…?

実はタコやイカが「宇宙からやって来た生物」という説が多国籍科学者グループが発表されました。これは、古いSF映画の火星人がタコみたいな姿をしているからとかいう理由ではなく、きちんとした研究の結果として出された説です。

研究によると、タコの遺伝子は人間を上回る複雑な構造をしています。そして大きな脳と他の生物に見られないレベルで進化した神経システムを持つこと、人間の目に匹敵する仕組みの目、体の表面の模様を周囲に合わせて変えることができる特殊能力などを持っていて、通常の進化でこのような生物が突如生まれることは考えにくいのです。タコやイカの進化の原因として、地球外ウイルスが何か影響を与えている可能性があると述べられています。現在、科学者は太古の昔に地球に落ちてきた隕石や氷のかけらに宇宙起源のウイルスを見つけようとしています。

宇宙起源のウイルスが地球の生命の進化に影響を与えた可能性にゾワゾワしてしまいます!!

大山

愛情ホルモンVSライオン

アメリカのミネソタ大学が、ライオンをフレンドリーにする方法を発見したと報告しました。その方法はライオンの鼻にオキシトシンという愛情ホルモンを吹きかけることです。するとライオンは仲間への攻撃性が消えるのです。オキシトシンを吹きかけられたライオンは、咆哮されても咆哮し返すことがなくなったり、近くまで近づいても警戒しなくなってしまいます。実はこの性質は、サーカスでライオンを調教するときに利用されていたそうです。オキシトシンを使うことでライオンの攻撃性や警戒心が薄れ早く新しい環境になじませることができることに気付いていたようです。

大山

イモしか食べないのに筋肉モリモリ

パプアニューギニアの原住民の体格が筋肉モリモリ!という写真を見た事はありますか?主食はイモです。炭水化物ばかり食べていてなんで筋肉モリモリになるのでしょう?私たちも、イモだけ食べて筋トレすればモリモリになれるんでしょうか?なれないです…。その秘密は腸内細菌にあります。彼らの腸内細菌がイモの炭水化物からたんぱく質を作り出します。ニューギニアの人はそのたんぱく質を利用して筋骨隆々の体になるのです!腸内細菌が異なる私たちでは無理なんですね。

大山

廃プラスチックから食料をつくる②

プラスチックからパンをどうやって作るのか?興味がありますよね。

現在研究中の方法では、微生物(人工細菌)の力を利用して作り出そうとしています。

①廃プラスチックを集めてくる

②プラスチックを微生物(人工細菌)が食べる

③微生物によって作り出された有機物を人間が食べる

という順序です。

 

この手順を効率よく大規模で行うプラントの設計と、もりもりプラスチックを食べてくれる細菌を見つける(いなければ作り出す)ことができれば

これ↑が食料に変わる時代がくるかもしれないのです!

大山

廃プラスチックから食料をつくる①

未来少年コナンというアニメには、食料を廃プラスチックから生産する工場が登場します。そしてこれが現実になる日が近づいています!NASAが廃プラスチックから食料を生産する技術を研究しているのです。もしも実現すれば、宇宙旅行や火星の基地内での食糧生産だけでなく、世界的な食糧供給にも大きな貢献をすることになるすごい研究です。

大山

スーパーフード!ブロッコリー

ビタミンB、ビタミンC、ビタミンK、β-カロテン、鉄分、食物繊維などを豊富に含んでいるブロッコリーは「スーパーフード」と呼ばれるほど栄養価が高い野菜です。そして最近の研究では、栄養素の高さだけでなく、ブロッコリーには小腸の粘膜を保護して病気の発症を抑制する分子が含まれていることまで明らかになっています!すごい!すごいよブロッコリー!

大山

マックからドナルドがいなくなった

マクドナルドのマスコットキャラクターといえば「ドナルド」が有名だったのはもう過去の時代になってしまいました。今の子ども達にピエロの風貌のドナルドの事を話しても知らない子の方が圧倒的に多いんじゃないでしょうか。ドナルドは7年前の2016年に引退しています。このドナルドの引退の過程には同情してしまいます。

第一の悲劇 アメリカでの抗議

2010年、アメリカの抗議団体から、高カロリーの食べ物を子供たちに勧めて健康被害を出した犯人として訴えられ、ドナルドは広告に出ずらい立場に追い込まれます。

第二の悲劇 ピエロ事件の風評被害

2016年、アメリカやイギリスで、ピエロの格好で子供を驚かすという悪質ないたずらが流行り、ドナルドの印象がさらに悪くなります。

結果的にこの事件の後、ドナルドは引退になってしまいました。

大山

地球温暖化でホームランが増える?

最近、地球温暖化がメージャーリーグのホームラン数増加に影響を与えるという研究が発表されました。本当なんでしょうか???物理学では暖かい空気は冷たい空気よりも密度が小さくなります。地球温暖化で吸気が暖かくなると空気の密度が小さくなり、ボールの空気抵抗が少なくなるため、遠くに飛ぶようになるというものです。う~ん…確かにその通りなんですがそこまで影響なんてでるのでしょうか?

大山

ホットドッグは野菜だった!

アメリカの大都市圏に住む4~7歳の子供たちに調査した結果、4割ほどの子供たちがホットドッグを野菜と思っていることが判明したというニュースが飛び込んできました!

ホットドッグだけでなく、チキンナゲットやハンバーガー、そしてチーズ、ベーコン、なんとエビまで野菜や果物のような植物由来の食品と信じている子供たちが4割に達するのです。

これは、都市で生活する子供たちが増え農場の現場を知らなくなったこと。学校や家庭で食べものがどうやって自分の家までくるかを学んでいないことなどが原因として考えられています。つまり日本でもよく言われる「食育」がしっかりできていないことが根本にあります。

 

私たちの感覚からすると「チキンナゲットやハンバーガーが野菜?えっ!本当なの?」と思いますが、このようなことに至った背景にも考えさせられる面があります。それは、「親が子供に動物の屠殺を話したがらない」ことです。子供たちにとって残酷な現実を隠そうとすることが、ホットドッグが野菜という考えにつながってしまったのです。食事の時のあいさつ「いただきます」って深い意味があるんですね。

大山

冷凍動物園

サンディエゴ動物園保全研究所は世界最大の冷凍動物園です。絶滅危惧種だけでなくさまざまな生き物の細胞を培養し、マイナス196度で冷凍保存しています。遺伝子技術を使ってこれらの細胞から絶滅した動物を復活させるという夢のような目標を掲げ、そして技術の進歩によりそれが実現できる直前なのです!動物の皮膚細胞を培養し「iPS細胞」をつくります。この「iPS細胞」から精子と卵をつくり出すことに成功すれば絶滅種や絶滅危惧種を復活させることができます。

 

現在、研究所では、キタシロサイの皮膚組織から精子と卵を作り出そうとしています。キタシロサイは現在、メスが2頭生き残っているだけなのでこのままでは確実に絶滅してしまう種です。遺伝子技術は倫理的な面からもいろいろ批判や危惧を唱えられることがあります。でもそれ以上の成果もある分野だと思います。私はこのプロジェクトが成功してほしいと思っています。

大山

無限の可能性

中学3年生になると無理数というものを勉強します。

無限に続く円周率も無理数のひとつです。

 

円周率とは、π=3.141592...と無限に続きます。

数字は0から9までの10種類しかないので、でたらめに並ぶ無限の円周率の中には不思議なこともおこります。たとえば、円周率の532億1768万1704桁目は数字が「01234567890」と並びます!もちろん偶然です。

ということは、無限に続く円周率の中には自分の携帯電話の番号が入っているかもしれないですよ!

 

円周率20億桁までの中に任意の数字の羅列があるかどうかを探せるサイトがあります。

私も自分の携帯の電話番号を探したら…円周率の中にありました!すごい!!

大山

猫アレルギーでも猫を飼える日がくる

猫アレルギーのある人は、猫の唾液などに触れるとクシャミやセキがでます。人類全体の10~15%の人が猫アレルギーを持っていると言われています。防ぐには、猫の口に触れなければいいというわけではありません。猫が毛づくろいをしたりして自分の体や手足をなめればアレルギーの原因物質が毛に付着します。すると猫を触っただけでクシャミやセキが出てしまいます。なんと、アメリカの研究所の発表によると、猫の遺伝子を書き換えることで、猫アレルギーの原因となるたんぱく質を除去することに成功したそうです。さらに研究が進めば薬を飲ませたりすることで猫アレルギーを防ぐこともできるような時代になるかもしれないですね。

大山

マンホールが差別用語?

「man(男)」という言葉をめぐり、アメリカのカリフォルニア州である条例が可決されました。

マンホールは、地下の下水道や電気・通信ケーブルなどの管理のために地上から出入りできるように地面にあけられた穴です。道路に丸い金属のふたがついているのでよく見かけますよね。最近はご当地マンホールのふたなどが話題になることもあります 。このマンホールが性差別的だとして約30の用語とともに見直しされる条例が全会一致!で可決されたそうです。

・マンホールは「メンテナンスホール」

・マンパワーは「ヒューマンエフォート(effort:努力)」「ワークフォース(force:力)」

・セールスマンは「セールスパーソン」

・ポリスマン・ポリスウーマンは「ポリスオフィサー」

・スポーツマンは「ハンターズ(追求する人)」

と表現されるようになるそうです。日本で生活している私からすると驚かされたニュースでした。

大山

ヴェスヴィオ・チャレンジで3000万円

イタリアのヴェスヴィオ火山の噴火で灰に埋もれた古代ローマの都市から出土した古文書を解読するコンテスト「ヴェスヴィオ・チャレンジ」が2023年3月15日にスタートしました!2023年中に解読に成功すると賞金25万ドル(約3000万円)がもらえます!!火山の噴火で埋もれた都市として有名なポンペイとともに世界遺産に登録されているヘルクラネウムという都市から出土した古代ローマのパピルスの巻物の解読がチェレンジの内容です。パピルスは炭化してボロボロなので巻物を開こうとすると崩れ去ってしまうという難物ですが、チェレンジに成功して3000万円ゲットしてみたい!!

大山

AIが作った作品の著作権

AIが自動で画像を作ったりする時代になりました。AIが作成した作品に著作権はあるのでしょうか?2023年3月にアメリカ著作権局は、AIが生成した素材を著作物として認める場合を明確にするガイダンスを発表しています。

2022年2月には「AIが作った芸術作品に著作権はない」

2023年2月には「画像生成AIを使って制作されたグラフィックノベルは著作権による保護を受けない」

と宣言しています。ただし、コマ割などの構図については人間であるアーティストの著作権を認めています。

根底あるのは、AIの創作物は人間の著作物ではないので著作権登録はされないという考え方のようです。

大山

この瞬間を感じられない不思議

今、目で見ているもの。

今、聞いている音。

今、ふれて感じているもの。

これらすべてが、ほんの一瞬過去のものです。

人間は、今の瞬間を認識することはできません。

 

視覚、聴覚、触覚、刺激が神経よって脳に伝えられます。刺激が神経を伝わるのにほんのコンマ何秒かかります。脳内で、情報処理するのにまたコンマ何秒かかります。つまり人間は見たり、聞いたり、ふれたりを感じるのに、どうしてもコンマ何秒か遅れてしまうのです。

野球選手がボールをバットで打つ時、ほんのちょっと過去のボールを見て打っています。剣道で相手の竹刀を避けるとき、ほんのちょっと過去の竹刀を見て避けていることになります。

 

今見ている景色がほんのちょっと過去のものだということ。今、手でふれていると思っていても、それはほんのちょっと過去のことだということ。今のこの瞬間が感じられないことに不思議さを感じます。

大山

電球型蛍光灯の廃止

2025年までに水銀を含む電球形蛍光灯・写真フィルム・印画紙などの製品を段階的に廃止することになりました。

これは、インドネシアのバリ島で開かれた水銀に関する水俣条約の第4回締約国会議での決定事項です。残念ながら、直管蛍光灯については廃止の決定まで話が進まなかったそうです。水銀による健康被害や環境被害を防ぐことを目的とした条約です。変わったところでは、水銀は人工衛星の推進剤にも使われていて、この推進剤への利用も廃止されることになるそうです。

大山

中性子カメラ

中性子カメラという道具が開発されつつあります。特徴は超ウルトラ級のシャッタースピード。その速さはなんと1兆分の1秒!原子の動きをとらえることができるスピードです。このカメラが実用化することで、太陽光発電システムや電気自動車のバッテリーの研究と改良が大きく進むことが期待されています。そしてまだまだ多くの活用が生まれてくることになるでしょう!

大山

世界一孤独なシャチ

世界一孤独なシャチと呼ばれているシャチは、カナダの水族館で10年以上ひとりぼっちで過ごしています。シャチは仲間と群れをつくって生活するタイプの動物です。一人ぼっちで水槽の中にいるのがかわいそうだと多くの人から対策の声が上がっていました。シャチの名前はキスカ。47歳で亡くなったそうです。

キスカはもともと仲間と一緒に水族館で生活していました。仲間が次々に亡くなり最後は10年間一人ぼっちになってしまったのです。現在カナダには海洋哺乳類の繁殖や輸入・飼育が違法となっていますので合法的にシャチを飼育することはできないという事情もあったようです。心が締め付けられる思いです。

大山

フィリピンの人口1億人!

フィリピンは人口1億人を超える国です。そして世界200カ国以上の中で「投資に適した国」1位になったことのある国です!

世界の国々の人口を比べてみると、

 

1位「中華人民共和国」14億4000万人

2位「インド」13億9000万人

3位「アメリカ」3億3000万人

4位「インドネシア」2億7000万人

5位「パキスタン」2億2500万人

6位「ブラジル」2億1000万人

7位「ナイジェリア」2億1000万人

8位「バングラデシュ」1億6000万人

9位「ロシア」1億4500万人

10位「メキシコ」1億3000万人

13位「フィリピン」1億1000万人

 

フィリピンは多くの人口をかかえ、そしてその人口の中でも若者の比率が高く、経済の成長が見込まれる国のひとつなのです。昭和から平成初期の世代の人から見ると、イメージがガラッと変わるちょっと驚きのデータではないでしょうか?

大山

人口ボーナス期ってナンダ?

最近ニュースで日本の少子化が話題になります。

ところで、社会で耳にした「人口ピラミッド」。日本の場合、少子高齢化が進んだため「つり鐘型」から「つぼ型」になり現在は「ひょうたん型」になっています。

世界には、きれいな「ピラミッド型」をしている国がいくつもあり、そのひとつがフィリピンです。「ピラミッド型」は若年層が多い国を表しフィリピンの平均年齢は24歳!ちなみに日本の平均年齢が50歳に近づいています。

 

そして「人口ボーナス期」というものがあります。人口に占める生産年齢(15歳以上 65歳未満)人口比率の上昇が続く、または絶対的に多い時期のことです。生産人口が増加することで経済成長が起こり、高齢者比率が低いため社会保障費が抑制される期間です。この人口ボーナス期は、日本では2005年に終了しています。終わったのは日本だけでなく、EUでは2010年、アメリカでは2014年に終了しています。そして、韓国では2025年、中国では2034年に終了すると見込まれています。

 

東南アジアの国で人口ボーナス期が終わるのは、

 2028年…シンガポール

 2031年…タイ

 2041年…ベトナム

 2044年…インドネシア

 2050年…マレーシア

 2053年…ミャンマー

 2062年…フィリピン

と予想されます。フィリピンの人口ボーナス期は東南アジアの中でもダントツに長いのです!

ですから、フィリピンの経済成長はどこの国よりも長く続くと言われています。

大山

重力発電

再生可能エネルギー源として重力が注目を集めるかもしれません。

重力発電というシステムがあり、簡単に言うと天井に滑車を取り付け、ロープにおもりを付けた状態でゆっくり床までおろす。このとき歯車で発電機を回し利用するというものです。途上国の住民の支援にも活躍しています。いちど落ちてきたおもりは再び人力で上まで引き上げなくてはいけませんが、一度持ち上げればゆっくりゆっくり落ちてくるので30分くらいは電灯を灯すのに利用でき、実際の使い勝手はなかなか良いようです。大変原始的にみえる仕組みですが、イメージと実際の効果が大きく異なる例なのだと感じました。きっと私たちの身の回りでも、見逃している実はとても便利で有用な技術がたくさんあると思います。そういった技術に光を当てていくことで世界中の人たちの豊かな生活を作っていけるというひとつの例なのだと思いました。

大山

アボガド食べて痩せよう?

1日1個アボカドを食べると内臓脂肪が減るという研究結果が発表されました!

 

実験はアボカドを1日1個食べるグループとアボカドを食べないグループに分け、3か月間食べ続けたところ、内臓脂肪が減少するという結果が出たそうです!でも不思議なことに女性だけにこの効果が現われています。男性では内臓脂肪の減少が見られませんでした…う~ん残念!

大山

科学的なデマ

フェイクニュースという言葉が聞かれるような時代になりました。

世の中には根も葉もない噂や、悪意を持ったデマなどがたくさんあふれています。一人一人が注意しないといけないとわかっていても思わず「えっ!」と焦ってしまうことも多いものです。

「巧妙に操作され科学的な響きを持つ情報」に直面したとき、私たちは暗示にかかりやすいと言われています。有名な事件が1980年代にあった「一酸化二水素(DHMO)の危険性」です。

一酸化二水素という物質が最悪クラスの毒物で、体内に入ると命に関わることがあるというデマが流れました。しかし、一酸化二水素は、動物実験や原子力発電に必要不可欠で、権力により隠蔽され続けてきていた。私たちは知らないうちに一酸化二水素を摂取しているという噂です。

真相は、すべてデタラメで一酸化二水素とはH2O(水)のことです。しかも、もともとはエイプリルフールの冗談だったそうなのです。当時の人々は、真実を知らないまま、DHMOが何なのか知らないまま禁止のためのデモや集会を起こしていました。

現代の私たちの生活の中にも、このような一見科学的なデマがあると思います。科学的なものの見方というと堅苦しく思われそうですが、中学・高校で学ぶ勉強にはこれらのデマに対する知識がたくさん含まれています。理科とか数学とかあまり嫌いにならないで少しでも多くの知識を身につけていけるといいと思います。

大山

AIで飛行するF16戦闘機

2023年2月13日にアメリカ国防総省が、AIを搭載したF-16戦闘機が自律制御での飛行テストに成功したことを発表しました。映画や漫画の中で登場する自律飛行できる航空機が実現した瞬間です。もちろんまだまだ多くの改修点があると思いますが、情報技術の進歩の速さにびっくりするばかりです。そのうちAI戦闘機とトム・クルーズが戦う映画「トップガン3」が上映されたりするのでしょうか?ちょっと見てみたいです!私が学生の頃は、コンピュータのチップがどんどん高性能になり処理スピードが年々倍になっていくという時代でした。いまはスピードだけでなくソフトウエア面での進歩の速度に圧倒されたニュースでした。

大山

アインシュタイン効果

科学者が言っているとデタラメでもそれらしく感じてしまう現象を「アインシュタイン効果」といいます。

コロナ感染のニュースやワクチン接種、マスクの着用など身の回りで学者や医療関係の方、ワイドショーのコメンテーターの方の意見があふれかえっています。これらのコメントをどのように人々が信じて受け入れてしまうかを実験したそうです。実験はAIが生成した無意味な文章を高名な科学者の言葉として人々に聞かせて、それをどの程度信じるか統計をとります。その結果、科学者の発言であれば意味不明でも信頼する可能性が高いことが確かめられたのです。

「アインシュタイン効果」は不確かな情報の時には害悪となりますが、「抗生物質で病気が治る」などといった正しい知識が与えられたときに、私たちはその意味が理解できなくても受け入れられるという利点があります。

大山

花粉症の人はガン死亡率半分!

花粉症の人はガンの死亡率が低いという研究結果が東大から発表されました!

 

花粉症がガンを防ぐ理由は十分には解明されていません。アレルギー症状を持つ人はがんに対する「免疫監視」が強化されている可能性があるそうなのです。体内の細胞は年齢とともに遺伝子の傷が積み重なり、多くの細胞が発生しています。そのガン細胞を免疫細胞が退治してくれています。花粉症患者の免疫はがん細胞に反応しやすくなっているのかもしれません。

大山